1997年に571万8,000人だったインターネット利用者数は、昨年3月でその約14倍の8,226万6,000人にまで達しています。そして昨年は携帯電話、PHSからのネット利用がPCからのネット利用を大きく上回った年でもあります。
携帯電話によって、私たちは外出先や移動中など、いつでもどこでもネットを利用できるようになりました。しかし、今後は携帯、PC以外でネット接続が可能な機器が増え、今まで以上にネットを利用する機会が増えそうです。
今まで、屋外でインターネットを利用するには、ノートPCや携帯電話を使うというのが一般的でした。もちろん、今でもこの2つの機器を利用したネット接続が主流であることは間違いありません。しかし、実は昨年、ゲーム機などPC、携帯電話以外の機器でのインターネット利用率が初めて10%と2桁台になりました。
その要因となっているのは、一昨年辺りからニンテンドーDS LiteやPSPなどの携帯ゲーム機器、昨年3月にサービスを開始したイー・モバイルのEM・ONEやiPod touchなど、屋外でネットに接続できる機器の増加です。
また、その機器によって、閲覧するものもネットのサイトだけではなく、ゲーム機器であれば、日本中のユーザーとゲームで対戦したり、iPod touchであれば、iTunes Storeで楽曲を購入、そしてEM・ONEでは、エクセルやワードなどビジネス用途としてなど、利用の範囲も広範囲になっています。
今後も、外出先などでネット接続が可能な機器は増えていくと思われますが、さらなる普及の鍵となるのが無線LANスポットの拡充です。日本はアメリカなどと比べ、無線LANを利用できる場所の数も少なく、だからこそ、まだまだ発展の余地を残しています。
ただ昨年12月よりNTTブロードバンドプラットフォームが提供している公衆無線LANサービス専用の無料ポータル「Wi-Fine」のエリアをそれまでの約350から倍の約700箇所に拡大したり、iPod touchの発売などにより、トリプレットゲートとヨドバシカメラが販売提携を行い月額380円で公衆無線LAN接続サービスを開始するなど、無線LANの普及の兆しは出始めています。
ネット接続機器の増加と無線LANスポットの拡大、この両輪がうまくかみ合えば、今後、さらにさまざまなシーンでネットを楽しむユーザーが増えていくでしょう。